2015年12月08日 忙しい季節ですね! いよいよ12月ですね。 なんとなく気ぜわしい季節です。 そろそろ年賀状の準備もしなくてはです。 ところで、年賀状っていつから始まったのでしょうね。 古くは大化の改新の頃西暦646年(大化2)に飛脚のような制度が始まったそうですからこの頃から朝廷では年頭の挨拶を書状で交したようです。 でも庶民が年賀状のやり取りを始めたのは郵便の制度が整った明治以降のようです。 芭蕉が伊賀上野で正月に詠んだ句に 『誰たが聟むこぞ歯朶しだに餅もちおふうしの年とし』 (たがむこぞ しだにもちおう うしのとし) この地方では、年始に新妻の実家に羊歯(しだ)を添えた鏡餅を贈る風習があったようで、丑年(うしどし)の春、牛の背中にその鏡餅を載せて、牛を追いたてて行く若い婿の姿を描写しています。 芭蕉にとってふるさと伊賀上野の久しぶりに見る懐かしい光景だったのでしょう。 『元日も別条のなき屑屋哉 』小林一茶 (がんじつも べつじょうのなき くづやかな) これも正月に読まれた句でなんとも一茶らしいですね。 のんびりと穏やかに正月を迎えている様子が目に浮かびます。 まだまだこれから年末に向けて忙しい日々が続きますが 皆様もどうぞ良いお年を迎えられますように!